社交ダンスを見る機会があり、とても素敵で魅力的なため将来絶対やりたいと思いました。みなさんとても姿勢が良く、いつの間にか分析していたので報告します。
社交ダンスの姿勢の特徴
誰もが良い姿勢と見てわかるのではないでしょうか。
お腹をしっかり引き上げ肩は下げる、そして首を上方に伸ばします。
その結果身体のラインが美しくなり、良い姿勢に見えるのです。
そして社交ダンスは良い姿勢をほぼ保ったままステップ中心のダンスをします。
良い姿勢を保つ時間が長いため、身体のラインが際立ちさらに良い姿勢を印象付けます。
実は昔ながらのジャズダンスも基本的にはこの姿勢でダンスします。今はヒップホップ要素が盛り込まれあまり良い姿勢を印象付けませんが...
姿勢の部位による使い方を見ていきます。
骨盤
骨盤は前傾といい前に少し反らします。女性に多い反り腰とは少し違い、反らしつつ下っ腹を引っ込めてみぞおちを上方に引っ張ります。
ダンス中その力が緩むことはないでしょう。持続的な腹筋力が求められます。
この力が弱いと腰痛の原因になります。
肩
肩甲骨を最大限に下げて、左右に肘まで引っ張ります。左右の肩甲骨の間をできるだけ離すようにします。
持続的に使う肩甲骨周囲の筋肉や肩のインナーマッスルはかなり強靭です。訓練の賜物です。
首
首を長く見せるように上方に伸ばします。アゴは少し上げ気味なことが多いでしょう。場合によってアゴの角度は使い分け、左右も含め首と頭部を分離させて使います。首は常に上方に伸びています。
胸鎖乳突筋のスジが見えて美しいです。
脊柱
ピラティスでもダンスでも伝えている、エロンゲーションです。社交ダンスも常に脊柱を上下に引っ張るエロンゲーションをしています。
以下参照して下さい。
考えられる必要なストレッチ
社交ダンスは練習量も多く筋肉にも負担がかかります。もしかしたら痛みも出るかもしれません。姿勢の特徴から必要なストレッチを分析します。
脊柱を伸ばし続けることが多いため、頸椎・胸椎・腰椎の曲げる方向のストレッチで背中の筋肉を伸ばす必要があります。
首のストレッチ
アゴを引いて胸に寄せるように頭を下げます。その状態で首筋が伸びるのを感じれればOKです。3秒3〜5回程で良いでしょう。
胸椎と腰椎のストレッチ
①座った姿勢で下っ腹を引っ込める。
②そのまま後方に倒れるように背中を丸める。
③その状態でしっかり息を吐ききる。
呼吸を3〜5回程。背骨の伸びを感じましょう。
脊柱が硬くなっているとこのストレッチが上手くできません。バレエダンサーにも多く見られますが脊柱を伸ばすことが多いため背筋が硬くなりやすく、曲げにくくなるのです。
可能な範囲で少しずつ曲げるストレッチが必要です。
肩のストレッチ
内側に腕を伸ばし、肩後面の筋肉をストレッチします。肩は上らないよう注意が必要です。
社交ダンスの魅力
音楽にノリ続けられるダンス
もちろんその他のジャンルのダンスもノリ続けられるのですが、振付によっては機敏な動きやグループ構成の動き等で忙しくなりがちです。習うレッスンではダンスの振付を覚えることに集中するため、経験を積まないと音楽にノレるまでダンスできません。
一方社交ダンスはステップが多く覚えてしまえば音楽をじっくり聴き、パートナーの動きも感じとりながらダンスに浸ることができます。(もちろんプロは機敏な動きを入れつつノリノリでした)
普段しているその他のダンスよりも音楽の音の取り方もとても自由で、なるべく特徴的な音を取ってダンスする『音ハメ』はそこまで意識せず、音楽を聴きながら常にステップを通してダンスを感じています。
絶対気持ち良く楽しいでしょう!
長く続けられる
姿勢を保ち、ある程度のステップができればダンスできます。短距離走のような身体の使い方ではなく、持久的な筋肉を多く使います。持久的な働きを得意とする筋力は低下しにくく、ダンスする身体機能を維持しやすいでしょう。もちろん練習は必要ですが。
上品
煌びやかな素敵な衣装でしなやかにダンスする。とても上品で歳を重ねても継続しやすいと思われます。
おわりに
良い姿勢はダンスに限らず、とても身体に良い影響を与えます。見た目がよくなり気持ちも前向きになり、血流改善と呼吸効率upで免疫力向上、姿勢筋力upによる身体の負担軽減など、人間の身体を長期的に良好に保つ要素があるからです。
社交ダンスでさらに良い姿勢を獲得し、楽しく健康的な生活を目指すのも良いですね!興味ある方は是非挑戦してみましょう!僕も将来やってみます。その時はまた報告しますね。