コロナの影響でダンスとピラティスの通常レッスンができず、オンラインレッスンを開催しました。その感想です。
【初回】
・最初に感じたのは虚しさ
自宅からzoomを使用してビデオ通話をするわけですが、ダンスは自分が動き続けながら画面越しの生徒さん達に説明をします。
単純に一人で部屋で独り言を言っている感じです。
最初に感じたのは、虚しいです。
画面の奥に生徒さん達がいるのは頭で理解できても、現実は一人部屋で独り言指導。
僕は動き続け、自分の画面を固定して映っているか確認します。そのためみんなの様子は小さな画面でほとんどわからず、存在だけを認識して進行します。
気を配りながらなんとか初回を終えたときは、45分のレッスンが精神的にとても疲労感を与えました。
動きはそんなに疲れることはしていません。
気疲れです。
レッスン前後に軽く会話をしますが、慣れないビデオ通話で音の確認や画面操作であたふたしていました。
久しぶりに顔を合わせれて笑顔になれてもつかの間でした。
一人でダンスするのは楽しいのに、手法が違うだけでこうも感覚が変わるのに驚きました。
【2回目以降】
・慣れるもダンスしている感覚が鈍い
操作も慣れ、環境にも慣れるとやっとオンラインレッスンという物を実感できるようになりました。
生徒さん達への声の届け方と自分の動きに集中できました。
僕の力量では相手の動きが把握できないため、指導というより動きの補足しか発していません。
自分で自分の動きに注意しながらポイントを説明する。
最初はルイジエクササイズというジャズダンスの基礎練習をひたすら行いました。
指導しなければという気持ちが押し寄せるためダンスしている実感が少なく、それでも動き続けている自分が存在していました。
ダンスが大好きですが踊っていても、しっかり楽しむことができませんでした。
これはこれでとても新鮮な感覚でした。
『ダンスしている感覚が鈍い』
ダンスを楽しむためには気楽さと集中のバランスが大切なんだと実感できました。
【違うメンバーでのオンラインレッスン】
・振付と音楽があればダンスに集中できる
ダンス仲間から、オンラインレッスン講師としてのお誘いを受けました。
そこのルールで行うため振付もしました。
振付を練習して音楽で合わせてダンスするという過程は、僕もダンスと音楽に集中できたためとても楽しく満足できました。
自宅内は狭く、大振りはできないため普段より細かい振付をしました。
ジャズダンスの中でも、アフロジャズを意識しました。
アフリカを感じて、裸足で踊ろうと!
振付があるとダンスへの集中力が増すんだと実感できました。
参加メンバーには初めましての方もいましたが、どの程度満足できたかはきちんと話す時間もなく不明です。満足度を把握する工夫が必要と思われます。
【ピラティスでオンラインレッスン】
・自宅でも普段通りのスペースでピラティスに取り組め、実用的かもしれない。
自宅で行うピラティス3人のグループレッスンで、参加者の1人がオンラインを希望されたためLINEを使用してレッスン中継しました。
参加者の動きを見ながら、僕のムーブメントの誘導で問題なくピラティスできていました。
オンライン参加では細かな姿勢や身体の動きの指導はできませんが、ピラティスには取り組めたので良かったと思います。
マット一枚分のスペースで普段通りの動きができるのも良い点です。
僕も普通に2人にピラティスレッスンしていただけで、普段と変わりありませんでした。
僕も普段と変わらず、オンライン参加者は気楽にできるためこれはなかなか良い取り組みだったと思われます。
オンラインでは細やかな指導ができず質が落ちるため、レッスン料は半額にしました。
【まとめ】
《利用者からの感想》
- 自粛期間にはとても良かった
- 身支度を気にせず気楽に取り組めて良かった
- 運動できて良かった
参加者の反応は悪くなかったが、通常レッスンが各地で始まるにつれどんどんオンラインレッスン参加者が減っていく様子も見られた。
レッスンは参加者がいてこそ成り立つ。参加者の人数や関係、レッスン内容によってはオンラインでもそこそこの指導はできるかもしれない。様々なパターンが考えられ、事業としても可能性があるかもしれない。
しかし僕にはダンスを楽しみきれないため少し不向きだった。
直に人とコミュニケーションをとること、みんなでダンスすること、取り組むことを共有・共感できることがどれだけ価値あることかを実感できた。
今までの普通を大切に、これからの日常をしっかり築いていこうと思います。