ボディコントロールルーム

リハビリ、ダンス、ヨガ・ピラティスにおける身体の使い方を探求しています!

音楽の力とダンス〜音を聴き分ける

 

様々な音楽を多くの方が色々な方法で聴きます。そんな音楽の楽しみ方の一つに、音を聴き分けて分析することがあります。

今回は音の聴き分ける力についてです。

 

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【音の聴き分けの楽しさ】

音楽を聴き流すのも良いですが、音楽に集中すると新しい音を発見できます。

発見しながら音楽を感じると、どんどん音楽が魅力的になります。

普段そのように聴いたことがない方は是非一度試してみて下さい。聴きわけが楽しくなりますよ。

 

 

 【聴きわける方法】

  • 楽器の種類とリズム
  • ビートのパターン

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多くの方はボーカルを好んで聴く音楽を選択するのではないでしょうか?

 

僕もそうです。

 

多くの音楽はボーカルが目立ちます。素敵な歌声は人を引き付ける魅力がありますよね。

しかしボーカルメロディーがない音楽はどうでしょうか?

必然的に楽器の音しか聴こえないのです。

 

様々な楽器の音がありますが、一つの楽曲にいくつもの楽器を使用していることもあります。

 

まずは楽器の種類を把握することです。

 

何気なく聴いていても、このタイミングで新たにこの楽器の音が加わって入ってきた!

という発見ができると嬉しく、それが心地良く感じることができるのです。

 

ただ聴くより、『聴いて心地良くなれる』ことが聴きわける力の真髄です。

 

楽器の種類を把握したら、その中でも意識して聴いていたい楽器を絞ります。

そうするとその楽器の一定のリズムを把握することができます。

 

リズムを把握すると次に聴こえる音を予測でき、リズムに乗りやすく楽しくなります。

 

音楽のビートも見逃せません。ビートのパターンとリズム、テンション等を感じ取ります。感じきれると自分のリズムと同調し、ずっと聴いていたくなっていきます。

同調=無意識に集中→没頭の時間=幸せ時間

 

クラブで大音量の中何時間も過ごす方は、音楽に没頭しているのです。

 

 

【歌詞に注意する】

邦楽の歌詞ですね。歌詞を追って理解しようとすると他の音への注意力が低下します。

何回も聴いて歌詞を理解したら、次は後ろの音に注意を向けてみて下さい。伴奏、ビート、ビートと異なるリズム、声。

洋楽は英語に精通していない限り歌詞を理解しようと聴かないので、後ろの音に集中できると思います。

それでなのか僕は音楽の9割は洋楽を聴き楽しみます。これは個人の好みですね!

 

 

【ダンスと音楽】

ダンサーの多くは音楽に合わせてダンスしますが、レッスンや練習では踊ることに夢中で音楽をあまり聴けていないことが見られます。

 

『ハヤドリ』してしまうのです。音に合わせた振付の場合だと、その音と同じタイミングでダンスしなければなりません。

しかしダンスの振付に夢中になるあまり音を無視して少し早くダンスしてしまうのです。

音と同調していないダンスは見ていてもあまりしっくりきません。動きがどんなに良くても、何分もは見ていられないものです。自分の子供や好きなダンサーならもともと興味深いので別になります。

 

振付を覚えたらしっかり音楽を意識することがとても大切なのです。

 

 

【音楽を感じてダンスで表現】

幼児はとても純粋に音楽を聴いています。よくテレビを観ながら踊っている姿を見ませんか?

あれこそ、純粋なダンスです。

音楽を感じて、身体表現する。

 

ダンスは振付を習うより、感じて表現できることの方が本質です。

 

音楽を感じられたらダンスは無理、苦手と言わず、是非身体をどこでも良いので少しでも動かしてほしいです。

音を感じて表現できたら何でもダンス。誰でもできることなのです。

 

日本人はアメリカ人に比べるととても自己主張が弱いと思います。

 トランプ大統領の演説後方で、演説内容に合わせてブーイングやスタンディングオベーションをしている一般人が大勢います。

日本人はそのような動きで表現する人が少ないです。日本の文化的な背景もあるので仕方ないですが、自己主張して、自由に、開放的な世の中になってほしいと僕は願っています。

ちなみに演説に合わせた表現はモダンダンスともとらえられます。

ダンスが一般的な環境が羨ましい!

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【ダンサーの表現】

音を感じてダンス表現しますが、感じ方と身体の動きを最大限に引き出すことが求められます。この精度を高めるために、日々稽古が必要になります。楽器のように音を身体で出して表現しているのです。振付がある場合は覚えてから、自分なりに音の出し方を探求していくことが上達の近道だと思います。振付がなく、即興で身体表現するためには自分の好きな表現方法を理解し、すぐに出せるよう身体を整えとくことが必要です。

身体で表現する音選びも重要です。様々な音からどれを聴いて表現するか。

たくさんの音に翻弄されて音取りが遅れたり、動きが雑になったりしないよう音選びと身体のコントロールが大切です。

ダンサーには他者も自分も満足させられる最大限の表現が求められるのです。

 

 

【おわりに】

音楽の力は素晴らしいです。人を元気にしたり、癒したり、勇気を与えたりと、感情に踏み込んできます。感情があるから人間楽しく生きられる。感情を豊かにするためには色々な体験をしたり、色々な価値観の人と出会ったりするこも大切ですが、音楽を聴く力を高めることもその一つだと思います。

"no music no life"

音楽が無ければ生きられない。音楽の力を感じて生きましょう。

  

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