ボディコントロールルーム

リハビリや生活、ダンス、ピラティスにおける身体の使い方を探求しています!

ハンドセラピィの経験

2年間手の外科領域で手の作業療法を学びました。手術見学し、術後のリハビリをしていました。今回はその頃学んだ体験談になります。

 

 

当初は臨床経験6年目で、新たな挑戦でした。自分に自信があり何でも来いというスタンスでしたが、いきなり撃沈しました。

 

 

《手術見学体験》

爪の下の小さな腫瘍を切除するという手術の見学でした。

 

患者さんの手は消毒のためイソジンまみれにされます。手首から下全部茶色に。この時点で見慣れない光景にドキドキしました。

 

手術が始まり爪を剥がします。

 

その中に小さなメスを入れます。

 

5分後僕は具合悪くなり、立っていられずしゃがみこみました。

 

後になっては笑い話でしたが、その時は自分でも信じられない症状で本当に驚きました。

 

解剖学は好きで興味深々でしたが、リアルは衝撃強すぎたようです。後日から少しずつ慣れ無事見学できるようになりました。

 

経験ってとても大事だなと改めて思いました。何より、自分の反応が新しい!!

新しい自分の発見だなんて、とても新鮮じゃないですか。そして成長できる。何事も経験は間違いないです。

 

 

《術後リハビリ体験》

慣れて術後のリハビリも感覚的にこなしていました。しかし、そんな僕のリハビリが通用しない出来事がありました。

 

小指の骨折・手術後のリハビリです。

感覚的にリハビリをしていた僕はとにかく硬くならないよう関節を動かす可動域訓練をしていました。

 

しかしその小指は日に日に伸びなく、曲がりも不十分で硬くなっていくのです。

 

装具と言って関節を伸ばすものをドクターが作ってはくれていましたが、効果はいまいち。

(本来はリハスタッフが作成するが技術不足で当時の僕は作れなかった)

 

ドクターから、手術中はここまで伸びたんだから伸びるはずだよと言われ、患者さんに痛みを我慢してもらいながら無理やりストレッチもしました。

(かなり痛みに耐えてもらいました)

 

その時は少し伸びても、後日また硬くなってくる。その繰り返しで3か月経ち、結局曲げ伸ばしが不十分なままですが手は使えるし痛みもないとのことでリハビリ終了になりました。

 

患者さんには申し訳ない気持ちでしたが、仕方ないのかなと思うことにしました。

 

そしてその頃、ハンドセラピィの大先輩が入職してきました。(それまで僕一人だった..)

 

先輩はドクターからも信用されており、術後のリハビリを受け持ちました。

 

指の骨折後の硬くなりやすいリハビリもしていました。

するとどうでしょう。

 

しっかり曲げ伸ばしして硬くならずにみんなリハビリ終了するではありませんか!

 

そのときやっと気付けたのです。

 

『自分のスキルが全然足りない』

 

感覚と人柄で対象者を満足させていた僕のリハビリはハンドの領域では通用しない。結果を出さなければいけない。

 

もちろん新たな挑戦でしたので、手の解剖学はもちろんハンドセラピィの本も読み、初心の気持ちで毎日勉強を続けていました。

 

それでも本だけでは学べない、この技術差は何なんだろうと、日々考えながら先輩のリハビリをたくさん見学しました。

 

★気付き

・今何をしているかが明確。

・筋の収縮と弛緩の量、バランス、頻度、タイミングが明確。

・軟部組織の操作手順が明確。

 

ほぼ同じ意味です。ほんと手順が明確!最短で料理を作る感じです。どんどん手の動きがよくなるんですよね。

 

それからは僕も必死に現場で学び、リハビリにおける機能訓練について常に考えてアプローチするようになりました。経験と共に、ほぼ合格ラインの可動域でリハビリを卒業させられるようになったのです。

 

 

《まとめ》

・新たな挑戦は自分の成長に繋がる。

・技術職に限界はない。完璧と思わず、常に向上心を持って生涯学ぶ姿勢が大切。 

 

 

 

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