ボディコントロールルーム

リハビリや生活、ダンス、ピラティスにおける身体の使い方を探求しています!

リハビリに対する価値観

 

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たまにテレビで、

『辛いリハビリを乗り越えて復活!』

のようなワードを聞きます。

 

リハビリは一般的にキツいこと、辛いことのように捉えられがちに感じます。

 

人により価値観が違いますが、リハビリの印象や価値観が少しでもポジティブに理解されてほしいと思い記します。

 

 

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リハビリの目的

リハビリの目的はその人らしい生活を取り戻すことです。

 

病気やケガでしていたことができなくなっても、リハビリをして以前の生活に戻す。

 

人によりリハビリ内容が異なるのです。

 

 

アスリートのリハビリ

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アスリートの場合日々鍛え上げた身体がケガや手術で一時的に機能低下し、その分の筋力や柔軟性を戻すのに集中的なトレーニングを要します。

 

それが激しい筋トレやストレッチなことがあり、『辛いリハビリ』と認識されるのではないでしょうか。

 

もともと激しいトレーニングをしているので、辛くて当然と言えます。

 

 

手のリハビリ

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色々な手のリハビリがありますが骨折の場合、一時的に固定しその後リハビリすることがあります。

 

しかし固定が外れてから少し気にかけて生活するだけで治り、リハビリが自然と終了することもあります。

 

このように、病院のリハビリを受けない、生活そのものがリハビリなこともあるのです。

 

 

緩和リハビリもある

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その人らしい生活の再獲得が難しい場合、リハビリでその人らしさを少しの時間でも引き出します。

 

リハビリによる軽いマッサージや、不安や不満の訴えを聞いたり、楽しい会話をしたりして症状の緩和や、精神的な苦痛の緩和を図ります。

 

それが緩和リハビリです。

 

がんのリハビリ、疼痛に対するリハビリが代表的です。

 

 

がんのリハビリ

がん患者に対してリハビリします。

 

がんによる痛みや怠さ、疲労で辛い状況なのにリハビリをすることがあるのです。

 

そんな状況でリハビリなんてとんでもないと思う方もいるでしょう。

 

しかし末期がんで入院中なら、僕は推奨します。

 

やることや取り組むことが明確で、その人らしく最後を迎える体制が整っているのなら緩和リハビリも必要ないと思います。

 

がんリハを知らないため、がん患者にリハビリを勧められても家族がお断りすることがあります。

 

日々進行する病気による痛みや変化、不安はつき物です。

 

いくら家族が常にそばにいても、それら全てを察知して看護師に都度伝えるのか、伝えなくても良いことなのか、判断に迷うこともあります。

 

定期的な巡回もありますが、なるべくスタッフの目が行き届き、早期に状態の変化を察知できる体制は望ましいです。

 

またリハビリ中は会話時間もある程度確保できるため、本人の気持ちを把握しやすいです。

 

気分転換になることもあります。

 

家族も含め、末期がんと闘病する時間はとても大変です。末期といっても数ヶ月か数日かもわからない場合もあるので、家族だけで抱え込まず少しでも病院のスタッフの力を借りて、緩和ケアを受けてほしいと思います。

 

孤独や不安が強まることは精神的にとても良くありません。その人らしさが失われていきます。

 

当事者本人の希望に沿って、がんリハの受け入れを検討しましょう。

 

 

リハビリの更なるねらい

『もとの状態に戻す』だけでは、また患ったりケガしたりする可能性があります。

 

大事なのはその後と考えます。

 

『根本的に患ったりケガをしたりしないように身体を使うことができる』

 

身体の自己管理、コントロールを身につけること。

 

整形疾患は確実に予防できます。

生活習慣病もある程度予防できます。

 

病状が完全に回復しなくても、自分で悪化しないようにコントロールできること。

 

身体の過剰な使い方を抑制する、正しい使い方を習得する、習慣を正すなど、生活や動作指導も重要なのです。

 

予防医療に対する認識が日本は乏しいです。

『予防に勝るものはない』

 

健康意識を高めて、自分らしく健康寿命を延ばすことはとても大切です。

 

 

おわりに

リハビリについての価値観や内容は人により異なります。

ポジティブに、幅広くリハビリが認識され、一人でも多くの方の健康寿命が延びますように。

 

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