ボディコントロールルーム

リハビリ、ダンス、ヨガ・ピラティスにおける身体の使い方を探求しています!

ピストバイクの魅力

はじめに

いつか小言したピストバイクについてです。

 

今は年に数回しか乗らなくなりましたが、自分の中では趣味の一つです。

とても良い自転車なので紹介させて下さい。

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ピストバイクとは

トラックを走る自転車のことを言います。

ギアが固定されて変速機がなく、ブレーキもありません。

 

一般向けにはギアはフリーにもできます。公道ではブレーキの装着は必須です。

 

ピストバイクの良さ

  • 固定ギア
  • シンプルな作り
  • パーツ交換を楽しめる

 

固定ギア

固定ギアとは、タイヤの後輪に付くギアが固定されています。

普通のギアは後ろに空回りできるようになっていますが、タイヤが後ろに回ればギアも後ろに回り、ペダルも後ろ漕ぎになります。

 

固定ギアが小さく、ペダルに付くギアが大きいほどペダルを漕ぐ力を必要とします。ギア比率があり、僕のピストバイクはペダルを1回漕ぐとタイヤが3回回ります。比率は3になります。

 

固定ギアを購入するときに、店員さんから男ギア良いねとコメントいただきました。

 

漕ぐのに強い力を要するため『男ギア』なのでしょう。

 

さて、なぜ固定ギアが良いかです!ここが要点です!

漕ぎ始めは少し大変ですが、ある程度スピードが出ると固定ギアの本領が発揮されます。

 

慣性の法則で勢い付いた自転車は、漕がずとも前進します。しかしペダルは固定されているため回転し続け、勝手に漕ぐことになります。

 

足が漕がさるんです。

 

…北海道弁かもです。足が勝手に漕ぐように動いてしまうということです。

 

足の力は抜いているのにペダルが回転し続け、また前進する力が働きます。減速してきたら少し力を入れればまた勝手に漕ぐ状態になります。

 

少しの力で前進する力が生まれ、電動自転車のようにアシストしてくれるのです。

 

この少しの力加減で漕ぎ続ける感覚が馴染むと、疲労しにくく長距離の走行が楽に可能になります。

僕の感覚では30分余裕、1時間許容範囲、2時間頑張った、お尻痛い、という感じです。

 

以前の職場で片道1時間通勤に使用していました。

 

東京で購入し、3ヶ月過ごしたことがありますが浦安から新宿まで晴天時は毎回自転車を使いました。気になるほどは疲れませんでした。確かこれも1時間くらいだった記憶です。10年前のことですが…。

 

軽い坂道や向かい風もスピードが速ければ苦にならず前進できます。

 

交通費もかからないし、とても良い乗り物です!!

 

しかしデメリットもあります。

強く続く向かい風や、1分以上登るのに必要な坂道では止まってしまうと苦しいです。自転車から降りて押した方が良いかもしれません…。

 

峠は無理ですね。変速できるロードバイクを選択しましょう。

 

あとは下り坂も長いと危険なことがあります。スピードが増すに連れてペダルも自動的に回転数が上がり、足が猛烈な速さで勝手にペダルの動きとシンクロします。

 

ピストを好む方はフットストラップといい、ペダルに足を引っ掛けるベルトを付けている場合が多いです。これがあるとペダルを引くときにも前進する力を加えることができるのです。

 

しかしペダルから足を外しにくいため、下り時は猛烈な速さのペダルの回転に足を馴染ませないと足首を痛めたり転倒したりする可能性もあるのです。

 

楽しいのですが、下り坂の際は少しブレーキをかけながら走行することをお勧めします。

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シンプルな作り

変速機がないためチェーンが外れることは経験したことがないです。よく10代のころ乗っていた自転車たちはチェーンが外れ、付けるのに手が油でギトギトになったことを覚えております。

作りも見た目もシンプルで魅力的です。

 

ちなみに今はfolkという自転車です。

次に購入する機会があればFujiでチョイスしたいです。

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パーツ交換を楽しめる

そんなシンプルな作りだからこそ、色々なパーツを自分好みにカスタマイズしやすいです。

しかし色合いや形は装着しないとなかなか合うか判断できず、余計な出費がかかることもあります。

それはそれでパーツを試すのも楽しみの一つでしょう。

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その他注意すること

東京で買いたての頃、ピストバイクに乗ることがとても楽しかったのですが1ヶ月経った頃に自分の変化に気付きました。

 

太ももが筋肥大しズボンがパツパツになったのです。

 

ピストバイクは固定ギアの場合後方にペダルを漕げば後方に進みます。(練習しましたが少ししかできません)

走行中信号で止まる際、その原理を使えばブレーキを使わずとも後方に漕ぐ力を加えれば停止することができるのです。

一時ノーブレーキピストが話題に出ていましたが、その原理で操縦しているのです。

 

僕もその方法で操縦していました。なぜかその方法に憧れ、ブレーキをほぼ使用しなかったのです。

割と簡単にできるのですが、逆方向に回転をかけるのはより力を必要とします。

 

この速度なら、どのくらい手前から減速させるかの判断が楽しい。

 

しかしズボンパツパツは見た目も着心地も良くなく、普通にブレーキを使用することにしました。

 

1ヶ月後には元に戻り、ズボンも普通に履けました。

 

ピストにはまり過ぎると必要以上に筋肉がつき、見た目や衣類のサイズオーバーには注意が必要です。

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おわりに

ピストバイクはとても魅力的な自転車です。しかしギアの固定は慣れないと危険なこともありますので、公道では少し練習してから使用することをお勧めします。自分に合ったマシンを愛しましょう!

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