はじめに
膝の痛みは運動を妨げます。
お年寄りに限らず、子供や成人にも見られることがあります。
放置すると軟骨がすり減る変形性膝関節症になるリスクも高まるため、原因を理解して対処し、運動習慣を続けられるようにしましょう!
痛みの原因
膝に過度のストレスがかかるためです。
膝関節を構成する骨や靭帯、筋肉などに影響を与えています。
老化による骨の変形等の痛みの場合には医学的な治療が必要なことがあります。
相当な痛みはすぐに受診しましょう。
それ以外は靭帯や筋肉等、回復できる組織の問題です。
膝の負担を軽減し完治を目指しましょう!
なぜ負担がかかるのか
姿勢の影響
姿勢が悪いと全身の骨格に影響し、左右どちらかに偏ったり捻れたりします。
大抵の人は左右差があります。
利き手や内臓の位置関係の影響から骨格に多少の歪みがあるのは当然なのです。
しかし歪みがあっても痛みが出ない方も大勢います。
過度の歪みが持続することで筋肉や関節にストレスを与え痛みとなるのです。
歪みを解消したり筋肉をストレッチしたりして負担の軽減を図ります。
筋力不足
膝関節周囲の筋力不足により、関節の安定が不十分となり痛みを誘発します。
膝周囲に限らず全身的な筋力低下で猫背、腰が曲がる、膝が曲がる等の姿勢不良になると、肩・膝・腰に負担がかかりやすくなります。
筋力を強くして良い姿勢にし、身体の負担の軽減を図ります。
筋肉が硬い
筋肉が硬いと関節の動きが大きい場合に上手く伸ばされず運動の妨げとなり、関節に負担がかかります。
運動時に力も入りやすくなり、関節を必要以上に動かす力が働き負担がかかります。
使い過ぎ
オーバーワークです。使いすぎると筋肉も損傷するし、関節にも負担がかかります。休みましょう。
体重が重い
重い方が関節に負担がかかるのは当たり前です。
しかし重いことが一番の原因にはなりにくいと考えています。
先日ブログでも紹介した力士はとても体重がありますが膝が痛いとはあまり聞いた覚えがありません。
明らかに大柄な方でもピンピン走ったり跳んだり動いています。
体重に合った骨格、膝関節を形成するため、骨や筋肉も大きくなり、膝に対する負担はそこまで大きな影響を与えないのではないでしょうか。
それよりも身体の使い方の影響がとても大きいと考えられます。
対処方法
原因は色々ありましたが対処は単純に、休むか筋トレ、ストレッチです。
姿勢の意識も筋トレに含まれます。姿勢を修正するためにも意図的な筋収縮が発生するためです。
ウォーキング等の軽い運動でも身体の筋肉が伸び縮みして改善することがあります。
定期的な運動をしているのに痛む場合はやはり身体の歪みが原因です。
自分では気づかない歪みがどこかにあるはずです。
痛む方の足首、股関節、身体の側筋をしっかり動かしましょう。
歪みのある関節運動が回復すれば膝の負担は軽減できます。
自分の歪みを発見できたら、あとはこまめにストレッチあるのみです。
分析が大変な場合はとにかく取り組める全身運動を始めましょう。
ラジオ体操でも良いし、YouTubeにも色々な運動が掲載されています。
オンラインヨガレッスンも豊富にあるようです。
僕も近々ヨガレッスンを始動する予定です。
全身ストレッチできるヨガはとてもおすすめですよ!
おわりに
痛いから止める、すぐに整骨院や病院に行く…
それでも良いですが、安静、湿布や電気治療を受けるだけ等では根本的な解決になりません。またぶり返して休んでの繰り返しになることがあります。電気治療しに整形に通うのではなく、適切な運動が必要なのです。(良い指導に巡り合えればラッキーです)
自分で身体に意識を向けて何が原因か、どうしたらどう変化するか、自分をコントロールする力をつけて、必要な運動を行い痛まない健康的な生活を送りましょう!