ボディコントロールルーム

リハビリ、ダンス、ヨガ・ピラティスにおける身体の使い方を探求しています!

股関節と健康

股関節は身体を支えるのにとても重要な関節です。大きな関節であり、股関節の動きが不十分だとさまざまな症状が出ます。

よく股関節を上手に使えていない方を見るので説明します。

 

《こんな症状は股関節の動きが不十分》

①明らかに自分のお尻や太ももが太いと思う

お尻の筋力低下で脂肪がつきやすく、太ももは筋肉の使い過ぎで筋肥大している。

 

②膝や足首に痛みが出できた

膝や足首周囲の筋肉に過剰に負担がかかり炎症している。関節の変形や歪みが増強し、関節自体が硬くなる。力も入れにくくなり、筋力低下してくる。

 

③腰や背中が痛む

腰を引くように、前かがみな姿勢をとりやすい。腰を固める傾向があり、背骨を通して次第に肩まで筋肉が硬くなる。腰痛が出ないようさらに腰を固めてしまう。

 

①は若い方でもある様子です。放置すると老化に伴い②、③と症状が出てきます。そしてヘルニアや狭窄症と診断されることが多いです。

 

予防しましょう!

すでに疾患を抱えている方にはしっかり股関節の機能を引き出して、痛みの軽減を図りましょう!

 

 

股関節の動きが不十分とは、共通して関節が伸びきれていない状況を指します。

脚を後ろに伸ばす方向に、股関節がしっかり動いておらず運動不足になっているのです。

 

《改善方法》

関節や筋肉がクセ付いているので、まずはほぐす必要があります。

①片脚をかかえるように、太ももをお腹によせます。左右3回ずつ3呼吸、ゆっくり息を吐いてストレッチ!

この際とても大切なポイントが2点あります!!

・膝をおへそに寄せるように、内側に曲げる。男性は特に外側に開きやすい。

(外旋筋群のストレッチ)

・股関節から曲げるよう、腰骨との間に指を入れて脚の付け根から曲げる。

(大腿直筋のストレッチ)

 

②ゆっくり大股でなるべく膝を伸ばして歩く。股関節前側が伸びる感覚と、お尻に力が入る感覚を意識して、感じたい。そうすることでしっかり股関節が伸びてきます。

 

腰周囲の張りが強い場合、股関節の動きがなかなか拡大しないことがあります。体幹のトレーニングやその他の股関節周囲筋群のストレッチも併用する必要があります。

 

まずはこの運動で股関節をしっかり使っていきましょう!

このエントリーをはてなブックマークに追加